Diary

~春を盛る 季節の恵み旬の悦び~

立春を過ぎても、寒さはまだまだ続きますが、日脚がのびて「光の春」の始まりを感じます。
気持ちも一足早く春へと向かって… なんとはなく浮き立つような気分にもなったりしますね。

躍さんファンのみなさま、お待たせいたしました!
そんなうきうき気分の弥生三月、Abundanteの春は村上躍さんの作品展と企画レッスンから始まります。

「村上躍さんの器で美味しいレッスン ~春を盛る 季節の恵み旬の悦び~」

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Abundanteでは3年ぶり、作品展もレッスンも、今からとても待ち遠しい楽しみな内容になりそうです!
今日の躍さんとの打合せでも、「え~、そんな作品もあるんですか!」と嬉しくなってしまいましたから…

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個人的にも躍さんの器「ファン歴」は十数年、「イクタうつわ年表」作家ものの器に夢中になりだした初期からです。
そして、「作家さんの器を使って」のシリーズの企画レッスンも、記念すべき1回目が村上躍さんでした。

手びねり独特の手跡が魅力な躍さんの器。

ろくろで均一に仕上げるのではなく、粘土を紐状や板状にしたものを積み上げて、指で丁寧に成型していく技法で作られているのです。
表面にはその指の跡が残り、それが味わいを作り出します。
風合いもさまざまに魅力的で、「錆びた鉄や剥ぎ落とした土壁、風化した岩など自然がつくり出す無作為の美しさ」と村上さん自身が表現されているように、独特の土味の美しさが感じられます。

手びねりなのにぽってりし過ぎることがなく、手指の仕事の温かみを残しながらとても洗練されたクールなかっこよさのある躍さんの器。
緩さと緻密さの同居したバランス感覚の絶妙さに、とても心惹かれます。

躍さんのお仕事の中でも特にポットの人気はすごいのですが、垂れずに注げる気持ちよさはもちろん、するっと流れ出るお茶の出方もなんだかとてもいいのです。

躍さんの器はお料理を載せるとその魅力がいっそう引き出されます。
一言で言うととても「決まる」。
いろんな食材との相性が抜群で、いっそう美味しく魅せてくれます。

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今回の企画レッスンでは、こちらも待っていて下さった方がきっとたくさんいらっしゃるはず…
以前にもご登場いただきましたが、ますます人気で予約のとれないお店の佐藤慶シェフにお料理をお願いしました。

リニューアルオープンされたお店でも、益々磨きのかかった美味しさのお皿の数々に圧倒されました。
極上の素材をさらに引き立たせる佐藤シェフのお料理が躍さんの器に載ったら… 想像しただけで嬉し過ぎます!

「季節の恵み 旬の悦び」とタイトルに入れた通り、春の美味しいものをたくさん盛り込んだ佐藤シェフのお料理をぜひ味わっていただきたいと思います。

みなさまのご参加をお待ちしております。

詳細は、Informationよりご確認ください。

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芦屋の陶芸ギャラリースペース Abundante(アバンダンテ)
陶芸・木工・漆器・硝子等の作品を展示しています

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2015-02-09