Diary

金継ぎ 「ほころびを愛でる」

うつわに囲まれて生活している私どもには、金継ぎは切り離せない大切な作業です。

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先日、BSプレミアム 鑑賞マニュアル 美の壺で 「ほころびを愛でる 金継ぎ」が 放送されました。
ご覧になられた方も多いかと思います。

金継ぎは、あえて目立たせる。
完璧だけが美ではない、直して生かす。
お詫びの形を伝える・・・

金継ぎは、もともとは金繕い?
それの一つの呼び名が、金継ぎ・・・と、解説されておられました。

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単に直すだけではなく、傷の部分を漆で継ぎ、金でまき絵を施し飾る技法とされています。
傷を「滅びの美」といつくしみ、新たな「景色」として鑑賞しようとする日本独自の美意識が、そこには宿っています。

高価な茶碗などは、本来の金継ぎを漆芸家さんにお願いして手直ししていただいております。
でも、日常使いのうつわは、簡易継ぎと呼ばれる接着剤や新うるしを使って自身で行っております。

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芦屋の陶芸ギャラリースペース Abundante(アバンダンテ)
陶芸・木工・漆器・硝子等の作品を展示しています

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2015-05-07