Diary
芯のある人
~杉島大樹さんの作品ご紹介~
『神は細部に宿る』…『美は細部に宿る』とも。
杉島大樹さんの作品を見てふとこの言葉を思い出しました…。
『素晴らしい芸術作品や良い仕事は細かいところをきちんと仕上げており、こだわったディテールこそが作品の本質を決定する。
何ごとも細部まで心を込めて行わなければならない』というような意味ですが、シンプルながらディテールにこだわった高い美意識の感じられるこちらは、まさに『神は細部に宿った』作品。
杉島さんご本人は、彫刻を学んでいらっしゃるときに意識していたことが元になっての作品と言われています。
「金属の板を叩いて彫刻を作っていたのですが、意識していたのは芯になる部分。
作品はどれも中は空洞なので表面の形ばかり追うと張りぼてのようになってしまう危うさがあります。
たとえ中が空洞でも、そこに骨格や芯があると意識して作ることが大事だと学びました」
出来上がったこの作品は、杉島さん曰く『芯だけで立っているプロポーションの良い人のような花器』
そこにあるだけで、本当に素敵です。
燭台としても花器としても、もちろんそれだけでも美しい…
関野さんのgobletと一緒に並べてみました。
これもすごく素敵です。
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芦屋の陶芸ギャラリースペース Abundante(アバンダンテ)
陶芸・木工・漆器・硝子等の作品を展示しています
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