Diary

沼田智也さんの器

新しくお取り扱いさせていただく作家さんのご紹介です。

 ~絵の器の楽しみ~

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昨年末にお願いして、待ち遠しかった初作品が先日届きました。
茨城県で制作されている沼田智也さんの作品です。

沼田さんが主に作られているのは絵付けの器。
かねてから、Abundanteで絵付けの器をもっとご紹介したいと思って、新しい作家さんをいろいろ探していました。
沼田さんの器を初めて拝見したのは昨年夏でしたが、どこか古びた趣で風情のある絵にとても心魅かれました。
筆致がとても巧み… といっても技巧に走るというのではなく、もっとこなれて落ち着いた雰囲気。
染付の呉須の色も描かれる絵柄もふわっと柔らかくおぼろげです。

日本画を学ばれたという経歴で「古いものが好き」と言われる通り、侘びた静かなたたずまいの絵付けです。
力の入り過ぎないいい塩梅の絵付けは食卓にもすんなり馴染んでくれそう…。

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無地のシンプルな器は、ベーシックで他の器と合わせやすく定番の器としてとても使いやすいのですが、無地の器ばかりが集まると家庭の食卓では少し単調に感じてしまうこともあります。
そこに絵のある器が加わると、食卓のアクセントになって季節感やストーリーが生まれてきます。

私自身も最近とみに絵付けの器が気になって、意識してよく使うようになってきています。
沼田さんの器は気張らず食卓に溶け込んでしっとりした風情、とても端正です。
毎日の食卓の常備菜や季節のちょっと気の利いた一品などがとても似合うように思います。

沼田さんから届いた器、少しずつご紹介していきますね。

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芦屋の陶芸ギャラリースペース Abundante(アバンダンテ)
陶芸・木工・漆器・硝子等の作品を展示しています

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2015-03-31