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漆芸家 黒木紗世2022作品展

漆芸家 黒木紗世2022作品展
11月17日(木)~29日(火) [19(土) / 24(木)25(金)は休廊 ]
11:00~18:00 (最終日 17:00まで)

※来場者多数の場合は入場制限させていただきます

Abundanteでは2回目となる漆芸家 黒木紗世さんの作品展を開催いたします。

京都市立銅駝美術工芸高校・京都市立芸術大学で漆芸を学び、金沢卯辰山工芸工房
を修了、現在金沢で制作される黒木さん
その作品は息をのむほどの緻密な美しさ優美で麗しく、洗練された華が感じられます。
一目で引き込まれ、心をぐっと掴まれるような情緒的な魅力にあふれています。

漆を塗った面に錫粉を蒔き、乾かないうちに針で文様を描く「針描き」の技法を用い、
自然や植物の短い生涯を取り巻く情景の記憶を漆に留める…というコンセプトで表
現される世界観はとても趣き深く深淵です。

作品名に「花」を冠したものが多くみられるように、写実的なものから黒木さん
のイメージの中にある抽象的なものまで、さまざまな「花」が描かれます。
いわゆる蒔絵の絢爛豪華さとは異なる世界観で展開される錫色と黒色の作品
は、モダンさも感じられるシックで落ち着きのあるものです。

制作される作品の幅も広く、大作の一点物、茶道具・酒器など趣味の器から日
常に使うものとして気兼ねなく愛用できるものも多く制作されています。
暮らしに寄り添う形や普段使いに耐えうる塗面の工夫、食卓で映える加飾など
を考えて作られる器は、木の軽やかさと漆の温かみ、それに錫蒔絵の渋さと針
描きの儚さの調和のとれた魅力的なものです。
漆の器ならではの柔らかさですっと手に馴染んでくれます。

ぜひ黒木さんの繰り広げられる美しい世界をご覧くださいませ。

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芦屋の陶芸ギャラリースペース Abundante(アバンダンテ)
陶芸・木工・漆器・硝子等の作品を展示しています
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2022-11-14