Diary
輪島キリモト作品 Vol.8
箱の楽しみ ~千すじ漆箱~
輪島キリモトさんの漆箱シリーズ。
サイズと形のバリエーションが豊富で、いろいろな使い方が楽しめます。
従来の重箱に比べると、ずいぶんと浅く作られています。
これが使いやすさのポイント!
盛り付けがしやすくきれいに決まります。
箱としてお料理を盛る以外にも、中に小さな器をセットして銘々にお出しするスタイルも楽しいのです。
形もいろいろな小皿や豆皿をまとめて使うときは、一つのまとまりにして見せると決まりますね。
骨董や作家さんの器を形やバランスを見て取り合わせてみました。
カラフルな色合いの器も、蒔地のマットな質感の黒の上に載せるとぐっとしまってとても映えます。
こちらは先日のレッスンで広里さんによる八寸の盛り付けです。
重詰のように隙間なくびっしり盛るのとは違って、「並べる」感覚です。
浅くて長方形の形はモダンでテーブル映えもします。
蓋と箱は別売りなので、自分で好きな組み合わせが選べてとても合理的です。
クリスマスやお正月の食卓でも、華やかで格の高い雰囲気を演出してくれます。
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芦屋の陶芸ギャラリースペース Abundante(アバンダンテ)
陶芸・木工・漆器・硝子等の作品を展示しています
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2014/11 レッスンレポート
今日から12月、師走になりました。
年々、一年があっという間に過ぎてしまいます。
何かと気ぜわしい時期ですが、楽しい行事や集まりも多い12月。
いよいよ寒くなってくるようですが、元気で過ごしたいものですね。
⇨ レッスンレポート
輪島キリモトの器で美味しいレッスン
~彩りのごちそうプロデュース 広里貴子さんのときめきの食卓~
先週3日間行いました
「輪島キリモトの器で美味しいレッスン ~彩りのごちそうプロデュース 広里貴子さんのときめきの食卓~」
おかげさまで三日間ともたくさんの方にお越しいただき、楽しく素敵な時間を過ごせました。
キリモトさんの漆器と広里さんのお料理のコラボ、お楽しみいただけておりましたら嬉しく存じます。
お迎えのテーブルは、軽やかさを出すためにガラスの花器や器を使いました。
やっぱり、大人気だった関野さんのgoblet!
輪島キリモトさんの白漆の折敷は、いろんなスタイルに使いやすいですね。
漆器は他の素材の器とも合わせやすく、品格のある雰囲気を作ります。
いろいろなタイプの器と合わせて使っていただけたらと思います。
ゲストにお越し下さった桐本さん、今回は紙芝居を持参され漆器のこと・輪島のこと・そこに携わる方のことなど分かりやすく楽しくご説明くださいました。
「japan」と呼ばれ、大昔からある漆器ですが、知らないこと・誤解されていることがまだまだたくさんあります。
日々身近に使うことで少しずつ理解できることもありますが、まず最初にきちんと教えていただくと、安心して
使うことができます。
広里貴子さんのお料理メニューです!
・初冬 重ねある一品 (かに・かぶら・かきの和え物)
・きのこせんべい汁
・エリー風ローストビーフ
「エリーのローストビーフ」どんなのでしょう~⁉
種明かしを聞いて「は~っ!なるほど!」と思わず唸ってしまいました。
広里さんが料理監修されている朝ドラ「マッサン」にちなんだアイディアと、お願いしていた器の特徴にぴったりのローストビーフでした!
ドームとローストビーフを盛ったお皿は、関野亮さん・ゆうこさんご夫妻の作品です。
漆器とガラス、正反対の性質を持つ素材同士ですが、とてもよく合います。
・焼物八寸 (サーモン幽庵焼き・板持海老芋おかき揚げ・銀杏・もみじ生麩・丸十せんべい・栗の甘露煮など)
焼物八寸は、まずは千すじ漆箱に人数分を広里さんが盛りつけていただきました。
皆さんには、それぞれ違った形の銘々の器に盛り付けていただきました。
器の形によって、広里さんのちょっとしたアドバイスで美しい景色が出来上がりました。
・むかごと鯛のご飯
ご飯を盛った器は、漆の重ね箱(重箱)です。
長手の重ね箱(重箱)は、実はテーブルの上に置くのにとても納まりがよくて使いやすい形なのです。
朱うるみの色合いが華やかで、混ぜご飯やちらし寿司などにもぴったりです。
この形、サンドイッチにも使いやすいですよ!
・山葡萄のムース
キリモトさんの器をいろいろ使って、盛り付けていただきました。
使われている素材、調理のコツやプロならではの技、美しい盛り付け、一品ごとに感嘆の声を頂戴いたしました。
丁寧に作られたお料理はやさしく滋味あふれるもので、何より輪島キリモトさんの丁寧につくられた本物の器に
ぴったり寄り添うように調和しています。
キリモトさんの漆器は、奇をてらわないシンプルで素直な形。言わばとてもスタンダードです。
華美な装飾のないベーシックな、美しさです。
そこには、普段の暮らしの中で普通に使って欲しいという想いが込められています。
それは、お料理を載せてそこでとても力を見せてくれる器であるということ…。
今回も広里さんのお料理が盛られると、ハッとするほどの美しさや気品が感じられて、その素晴らしさを再認識しました。
ちなみに、今回のお土産はスプーンにしました。
ひとつひとつ丁寧に作られた拭漆のスプーンは、軽くて持ちやすく、口当たりなめらかで舌触りもとてもよいのです。
私もスプーンは漆や木製のものを使うことが断然多いのですが、特に熱いものをすくって口に入れるときの使い心地のよさは抜群です。
小さなスプーンですが、漆器のよさを感じていただけると思います。
使っている場面を見ていただくことが出来るのが、この企画レッスンのいちばんのよいところ。
レッスン中のお料理だけでなく、実際に何年も使っているキリモトさんの器をお見せしたりもしました。
毎回、桐本さんの熱い「漆愛」を感じて、少しでも本物の漆器を皆さんに使っていただくお手伝いが出来たらよいなぁと思っています。
丁寧にきちんと作られた漆器は、本当に美しいものです。
ぜひ普段使いから始めていただきたいと思います。
「輪島キリモト漆器作品展」は3日まで開催しております。ぜひお運びくださいませ。
最後になりましたが、ご参加下さった皆様、ありがとうございました。
そして、桐本さん、広里さん、本当にありがとうございました。
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芦屋の陶芸ギャラリースペース Abundante(アバンダンテ)
陶芸・木工・漆器・硝子等の作品を展示しています
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輪島キリモト作品 Vol.7
WK-4061 千すじパスタ皿 ねず / ベンガラ
直径 約24.5㎝ 高さ 4.6㎝ ¥42,000- (税別)
直接くちびるに触れるカップ類やお椀などは、漆器があたりも良く気持ちいいものです。
是非、丁寧につくられた本物の器をお選びくださいませ。
WK-4045 コーヒーカップ 本朱 / 黒 ・ WK-4127 智頭杉ランチョンマット 生漆
コーヒーカップ 直径 約9㎝(持ち手部分11㎝) 高さ 6.5㎝ ¥20,000- (税別)
智頭杉ランチョンマット 横 約42㎝ 縦 約30㎝ 高さ 0.4㎝ ¥12,000- (税別)
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輪島キリモト作品 Vol.6
食卓に美しいかたち
~輪島キリモト 長手重ね箱~
【漆の重ね箱・壱尺・朱うるみ】
長方の形といい、朱うるみの塗りの色合いといい、惚れ惚れするほど美しいキリモトさんの長手の重ね箱。
長方形のテーブルの中央に収まりやすい形でもあります。
正方形に比べると、盛り付けもしやすくいろいろな用途に使えます。
正月のお節料理で活躍する以外にも、普段は食卓の四角い盛り鉢として、お弁当箱として、食卓で
たくさん使ってもらいたい道具です。
【漆の重ね箱・八寸・朱うるみ】
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陶芸・木工・漆器・硝子等の作品を展示しています
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あと1日になりました。
輪島キリモトの器で美味しいレッスン
~彩りのごちそうプロデュース 広里貴子さんのときめきの食卓~
二日目、終了いたしました。
始まるまでは毎回大変ですが、あと一日となるともっと続けたいような…
輪島のこと… 漆器のこと…
そして身近にある本物の素材なのに、いつの間にか少し遠くなってしまったような漆器。
いつもわかりやすくお話をしてくださいます、桐本伝道師…
japan 漆器 、 変化していっても本物を後世に伝えていくことは大切ですね!
桐本さん、今回も使い触れることができる機会をいただきほんとにありがとうございました。
あと一日、明日はお天気が回復すればいいのですが、少し肌寒くもなってきましたね。
お越しの皆様、お気をつけてお運びくださいませ。
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芦屋の陶芸ギャラリースペース Abundante(アバンダンテ)
陶芸・木工・漆器・硝子等の作品を展示しています
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始まりました!
輪島キリモトの器で美味しいレッスン
~彩りのごちそうプロデュース 広里貴子さんのときめきの食卓~
二日目は、雨のお天気になりました。
お越しの皆様、お気をつけてお運びくださいませ。
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芦屋の陶芸ギャラリースペース Abundante(アバンダンテ)
陶芸・木工・漆器・硝子等の作品を展示しています
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紅葉 2014
日付が変わったので、今日から始まる
「輪島キリモトの器で美味しいレッスン
~彩りのごちそうプロデュース 広里貴子さんのときめきの食卓~」
準備のため、一昨日京都まで出かけてましりました。
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輪島キリモトの器で美味しいレッスン
輪島キリモトの器で美味しいレッスン
~彩りのごちそうプロデュース 広里貴子さんのときめきの食卓~
Abundanteのしばらくぶりの企画レッスンは、年末年始のおもてなしシーズンの食卓でのヒントをたくさん
盛り込んでお送りしたいと思います。
器は輪島キリモトさんの漆器を中心に、広里貴子さんに美味しい食材たっぷりの「彩りのごちそう」を
教えていただきます。
漆の器のすばらしさや美しさを、食卓でお料理を盛って、みなさんに体感していただきたいと思います!
ゲストには輪島キリモト・桐本木工所の桐本泰一さんがお出で下さいます。
「ときめきの食卓」らしく、食卓を囲んでいただく皆さんが「わ~っ!」と歓声をあげられるような
お料理やしつらえで、ちょっぴり非日常の世界を味わっていただこうと思っています。
漆器はとても懐深いものです。他の素材の器と合わせることでお互いいっそう引き立て合って食卓の
格がぐんとアップします。
クラシックにもモダンにも、和にも洋にも、日常にもハレの日にも、いろいろな場面で活躍できる
漆器の魅力は、やはり使ってみていただいてこそのもの。
料理を盛って手に取り口をつけ、漆のうつわのすばらしさを是非体感していただきたいと思います。
お正月に向けてのお重箱やお椀、お膳・折敷などの「旬」の作品アイテムもご紹介予定です。
どうぞこの機会に漆の器のすばらしさを十分にお楽しみくださいませ。
皆様のご参加お待ちしております。
■開催日
日時:11月24日(月・振替休日)・25日(火)残1席・26日(水)
11:30~14:00
■定員:各7名様
■参加費: 10,000円
ご友人・ご家族の方など、お申し込みの際に同伴の旨イクタまでお伝えください。
☆Present!(レッスンでも使用した輪島キリモトのお土産付き!)
※ご注意!:キャンセル料は、前日及び当日は全額、前々日は¥5000-いただきます。ご了承下さいませ。
■料理 「貴重」広里貴子
■Coordinator 生田純巳子
お申し込みは、コンタクトページよりお申込みくださいませ。
お電話 0797-25-0862 ・FAX 0797-25-0864でも受付いたしております!
皆様のお申し込みお待ち申し上げております。 どうぞよろしくお願いいたします。
升 たか (陶芸家) プロフィール
1946‐長崎県出身
1967‐劇団・天井桟敷入団
1976‐サンフランシスコ・アカデミーオブアート留学
1983‐1983日本イラストレーション展・銀賞受賞
1993‐青木繁記念大賞展・大賞受賞
1995‐別府現代絵画展・大賞受賞
1997 作陶を始める
2000~ 個展を中心に活動
2011 アートフェアー東京出品
2015 海外での作陶活動をご予定中
先日よりお取り扱いをさせていただきました升たかさんのプロフィールです。
是非、ご参考にご覧くださいませ。
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芦屋の陶芸ギャラリースペース Abundante(アバンダンテ)
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輪島キリモト作品 Vol.5
やさしいかたち
~輪島キリモト カップ~
数年前から使っているキリモトさんのコーヒーカップです。
作品展の時にお客様にこのカップでお出しすると、「漆の器でコーヒーですか!」と言われる方がとても多いのです。
確かにあまり見かけないかもしれませんね。
漆器のコーヒーカップはとてもすぐれもの。
天然木を使用しているから熱を通しにくく、熱くて持てないということがありません。
保温性があるので、温かさが長持ちします。
口に当てたときのやさしく柔らかい感触にも感激します。
このデザインもなにげに愛嬌があってかわいい…。
底にかけて広がっているので、置いたときの安定も抜群です。
スタッキングも出来るというお利口カップ。
プレゼントに選ばれる方が多いのもうなずけます。
こちらはマグカップ。
ころんと丸い形があたたかでほっこりした雰囲気です。
しっかりした持ち手がとても握りやすくて使いやすいのです。
コーヒーカップと同じように熱いものをいれても持ちやすく、保温性もあります。
輪島地の粉(珪藻土を焼成粉末にしたもの)と漆を掛け合わせる蒔地技法を独自に
応用した「makiji」仕上げです。
この「makiji」仕上げ、とても丈夫なので金属のスプーンを使っても大丈夫。
スープやヨーグルトなどにも安心して使えます。
このマグカップは小さなお子さんにもぜひ使っていただきたいと思います。
天然木と本物の漆で出来ているので、安全安心。
軽くて大きめのハンドルなので、お子さんにもとても持ちやすいのです。
もし落としても、割れにくく安全です。
スプーンですくったりかき混ぜたりしても傷がつかないのは、気を遣わなくていいですね。
もし傷んだり欠けたりしても、きちんと治せます。それはすばらしいことだと思います。
一生、使い続けることだって出来るのですから…
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