Diary
釉薬の楽しさ ~和田山真央さんの器~
常設展からご紹介です。
さまざまな釉薬の仕事が魅力的な和田山真央さんの作品。
春の色を感じさせるものもたくさんです。
グラディエーションがとても印象的な釉薬の使い方は、和田山さんならでは…。
燃え立つ青い炎のようでもあり、シンプルな形の中に起伏のある動きが感じられます。
色絵の具が滲んだような不思議な印象。ゆらめきの感じられるこちらの釉薬の使い方もすーっと引き込まれるようです。
桜色の淡いピンクが美しい浅鉢。
釉溜りがキラキラと美しく、柔らかな色調の中にもきりりとした強さが感じられます。
飾り花器は人気の作品です。
滑らかなフォルムとグラデーションの釉薬の色合いも素敵です。
形色々でいくつか並べて置くのもよいですね。
留学中のアメリカで陶芸に出会い学んだ経歴の和田山さんは、自由で独創的でとても意欲的です。
自分なりのものを次々と見つけて挑んでいらっしゃるので、どんなものを作られるのか目が離せず…です!
常設開廊日
4月5日~7日 ・ 10日 ・ 13日~15日・ 17日~21日営業時間 11:00~18:00
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芦屋の陶芸ギャラリースペース Abundante(アバンダンテ)
陶芸・木工・漆器・硝子等の作品を展示しています
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常設展より 20150415
常設開廊日
4月5日~7日 ・ 10日 ・ 13日~15日・ 17日~21日営業時間 11:00~18:00
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芦屋の陶芸ギャラリースペース Abundante(アバンダンテ)
陶芸・木工・漆器・硝子等の作品を展示しています
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いくつあっても… ~沼田智也さんの小皿~
常設展よりご紹介です。
沼田智也さんの小皿、ひとつひとつ柄違いでなんと17種類!
サイズも3寸、3,5寸、4寸と細かにあり見ているだけで楽しくなってきます。
絵柄もそれぞれ趣があって、愛らしいものからくすっと笑えるものまで豊富です。
日本画を学ばれた沼田さんの描かれる絵は、どれも巧みで味わい深く、すとんと気持の中に落ちてくる好ましさです。
小皿はコレクションしている方も多いアイテムだと思います。
私自身も、気が付けば小皿がどんどん増えて…
初めましての作家さんの作品展ではまず小さなものを連れ帰ることが多いのですが、取り合わせをあまり考えなくてもすんなり食卓に溶け込んでくれるので、いろいろ冒険も出来ます。
小皿は使うシーンも多くて小さなアクセントになってくれるので、季節や食卓のしつらえによっていろいろ楽しむのにはもってこいです。
沼田さんの十字文の小皿を渋い茶杯と銀彩のポットに合わせて…。
十字文はほどよくモダンな感じもするので、抜け感を作るのにいいですね。
土っぽい器ばかりだとちょっと重いなと感じる時、こなれた感じのこういう絵柄のものを一つ入れるのがオススメです。
小皿をいろいろ集合させて、お料理を少しづつ盛ればタパス風に楽しめます。
高さや形の違う器を混ぜて変化をつけます。ここでは横縞文の小さめのそば猪口を合わせました。
小皿にいろんな絵があるので、こういうシンプルな柄が合わせやすいですね。
あれこれ食卓で遊べるのが小皿の楽しみです。
いくつあってもまた欲しくなる、いくつあっても重宝する… お好きな小皿をどうぞ。
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芦屋の陶芸ギャラリースペース Abundante(アバンダンテ)
陶芸・木工・漆器・硝子等の作品を展示しています
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新しく… ~テーブルとイス~
Abundante Galleryに置いているダイニングテーブルとイスを、今春新しくいたしました。
企画レッスンの時には8名の方が食卓を囲まれるので、大きくてゆったりしていただけるテーブルを昨年末から探していました。
今までのテーブルは、230㎝の長さでしたので3人並んでいただくと、脚の位置の関係で少し狭い思いをされてしまう方もいらっしゃいました。
今度は240㎝で少し長くなったのと、脚が比較的邪魔にならないのでゆったりしていただけそうです。
天板は、なんと鉄でできています。
大きなテーブルなので圧迫感がなければいいのだけれど… と思っていたのですが、薄さに助けられて大きさの割にはすっきりとした佇まいを演出してくれました。
イスはまだ注文したものが全部は揃っていませんが、テーブルと同じブランドのものが6脚届きました。
革で編み込まれた座面のタイプと、カバーリングするタイプのもの。
カバーリングは生地を変えれば雰囲気がいろいろ楽しめるので、気分を変えるときにはいいかも…
大きな家具はこのテーブルが唯一なので、やはり部屋の雰囲気ががらりと変わって、ちょっとクールな緊張感がでました。
朝ごはんが使い始めになりました。
器の見え方も以前とは違ってきます。
土もののお皿はモダンに、クラシックな雰囲気の絵のものはきりりと締まって見えるようで結構好相性…
透かしに麻の葉文様の朱の漆の折敷とも予想外にマッチしました。
皆様には、3月14日からの「村上躍さんの美味しいレッスン」でお披露目になりました。
期せずして、躍さんの器ととっても合うことも発見しました。
青を混ぜた濃い鈍色のような天板の色は、躍さんの作られる器の質感や色合いと馴染みがすごくいいのです。
ただ、ポンと置くだけで絵になりました!
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芦屋の陶芸ギャラリースペース Abundante(アバンダンテ)
陶芸・木工・漆器・硝子等の作品を展示しています
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手に取る器 ~沼田智也さんの飯碗~
常設展よりご紹介です。
皆様よりリクエストの多かった飯碗、沼田智也さんからいろいろ届いております。
飯碗は銘々がそれぞれ自分のものを持つ「MY器」。
大きさ、形、デザインそれぞれお好みがあると思います。
食事のたびにいろいろ変わる他の器と合わせやすく、飽きの来ないものを選ぶのがオススメです。
大切なのは持ちやすさ。
手に持って使う器ですから、食事中意識をせずに持つことができるのもポイントです。
指が器の下にすっとうまく入って、しっかり持てることをチェックです。
高台が大きすぎると指の収まりが悪くなってしまうので、これも気を付けて…。
手触りと口当たりも大事ですね。
沼田さんの飯碗、柔らかな染付の絵付けがやさしげでとてもこなれた雰囲気です。
素直でおおらかな絵付けは、食卓にすんなり馴染みます。
女性の手にはうれしい小振りサイズ。
赤絵のものは、地色があるので赤の華やかさもいい感じに抑えられます。
沼田さんの飯碗は、揃いの柄で小皿やそば猪口が選べるものもございます。
4月は新生活をスタートされる方も多いので、「毎日のうつわ」としてプレゼントにもよいのでは…!
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芦屋の陶芸ギャラリースペース Abundante(アバンダンテ)
陶芸・木工・漆器・硝子等の作品を展示しています
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村上躍さんをお迎えして! 2015
村上躍さんの器で美味しいレッスン
~春を盛る 季節の恵み旬の悦び~ レッスンレポート
駆け足のように桜も満開になって、暖かな4月が始まりました。
Abundanteでは、4月の常設展が本日より開催です。
遅くなりましたが、3月に開催しました「村上躍さんの器でおいしいレッスン」のご報告です。
たくさんの方にご参加いただきましたが、躍さんワールドをたっぷり楽しんでいただきましたでしょうか。
ご参加下さった皆様、ありがとうございました。
今回は、躍さんが三日間ともゲストとしてご出席下さり、食事後もみなさん思い思いに躍さんとのお話に花が咲いて…
躍さんファンまたまた増加中です。
「こんな料理に使う」という用途を、自分の中では限定せずに作られるという躍さんなのですが、それがかえって使い手の想像をかきたてるのかもしれません。
実際使ってみると、すごく汎用性があって多用途に使える器がたくさんです。
存在感がありながら、主張し過ぎず他の素材の器との相性もよくオールマイティに活躍します。
ぽってりごつごつした土ものの器はなかなか使い方が難しいこともありますが、躍さんの器は土の器の美しさを表現しながらとても洗練されたイメージがあってシックです。
渋いんだけど、華のある土もの… そうなんです。
レッスンのお料理は、かねてから念願だった佐藤シェフにお願いしました。
お店に伺うたびに、一皿一皿の完成度の高さに感動するお料理。
器の使い方も、とても素敵で洗練されています。
「躍さんの器に盛ってもらえたら… 」と密かにずっと思っていたのですが、お二人のコラボはやっぱり素晴らしいものでした!
素材のみ書かれたメニュー佐藤シェフのメニュー。
それぞれがどんな風に変身するのか、それもお楽しみです。
●伊予の菜の花
春の香りたっぷりの菜の花はスープに仕立てられました。その香りを閉じ込めるように蓋物に…
こんな使い方も楽しいですね。
●すさみの鰹
鰹は七輪で炙られて風味高いソースをかけて。目にも美しい一皿です。
この角皿、立ち上がりがあっていろいろ使えて盛り付けが決まります。
●長野のトマト
甘味と旨みの凝縮したトマトはカッペリーニで供されます。木の葉のお皿は躍さんの手跡が葉脈になった遊び心いっぱいレアな作品です。
●岩屋の渡り蟹
濃厚な蟹の旨みと香りがたっぷりのタルトです。お菓子のように台皿に載せて。
この台皿、とっても魅力的!演出効果抜群の器です。
●秋田のアスパラ
旬のホワイトアスパラは肉を巻いて赤ワインの風味豊かなソースで。
ロングプレートは何せカッコいいです。
●カヌレ・ド・ジロンド
お土産用に作っていただいた小皿はデザートに登場しました。同じ形で金と銀も!
コーヒーと紅茶用には小碗や茶杯を使いました。
小碗はずっと定番の形。
お砂糖入れに使ったのは陶箱や山羊の蓋物です。
角盤皿をトレイに使ってセットしました。
テーブルの上の花器も、もちろん躍さんの作品で蓋付のものです。
この蓋、アレンジが利いていろんな使い方が出来るのでとても重宝します。
躍さんの器の持つ雰囲気はとてもシックで洗練されたもの。
それを壊さないようにテーブルも引き算を心掛けて、合わせるものも同じテイストのものを選びました。
カトラリーは猿山修さんデザインのryoシリーズ。
ヨーロッパのアンティーク・カトラリーを基にデザインされています。
木のトレイは瀬戸晋さんの作品で、彫り跡が印象的で美しいリズムを刻んでいます。
佐藤シェフのお料理は、盛り付けの美しさや技はもちろんのこと、何より躍さんの器の雰囲気やその世界観をとてもすばらしく引き立てて下さいました。
土の持つさまざまな表情を引き出している躍さんの器と、佐藤シェフの素材を大切に生かしたお料理はどこか共通項があって、やはりマッチングがすばらしくとても印象に残るものだったと実感しました。
「確かな力としっかりした存在感を放ちながら静かな佇まいを感じさせる器と料理… そんなコラボだったと思います。
またまた、器と料理の一体感を見応えある形で実現して下さった佐藤シェフ、ありがとうございました。
拝見するのが初めての釉薬や、形のものもたくさん制作下さった躍さん。
その意図や制作にまつわるお話を伺うのも、とても楽しい時間でした。
あれこれ研究を重ねながらものづくりをされていて、人気のポットもご自分なりに改良点を見つけてどんどん進化しているそう…
すごいです!
今年も作品展のスケジュールがいっぱいでお忙しいご様子ですが、いつもどこか飄々と軽やかで自由人の躍さん。
レッスン後はご近所のパン屋さん巡りや芦屋探検?! もされたようで、楽しそうに話をして下さいました。
レッスンにお越しいただいた方からのいろいろなリクエストにも応じて下さったり、3年前にも参加された方のお話をちゃんと覚えていてこっそりそのリクエストに応えていたり、躍さんのさりげないやさしさにも感動でした…
Abundanteでは1年半後、再来年の秋にまた作品展をお願いしました!
躍さん、お忙しい中3日間ありがとうございました。
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芦屋の陶芸ギャラリースペース Abundante(アバンダンテ)
陶芸・木工・漆器・硝子等の作品を展示しています
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お気に入り
先日いいお天気のなか京都に行ったときに立ち寄った、お気に入りのお店。
幼いころよく過ごした伏見の藤ノ森神社近くにございます、椿堂茶舗さんにお邪魔してまいりました。
こちらの奥にございます茶房「竹聲」さんで、お茶をいただいてまいりました。
なんとこの日は、わずかの時間差で元内閣官房長官の仙谷由人氏がおみえだったそうです。
同じ茶席に座り、なんだかお席を温めていただいていたようで… (恐縮 汗~)
ゆったり静かなお店のなかで、武村さんにお話を伺いながら煎茶を淹れていただきました。
ご存じの方も多いと思いますが、いつもお店の中が人でいっぱいの加藤順漬物店さん。
川端二条を少し東に向かい、路地を入ったところですが、ついいつも見過ごしてしまいそうです。
今の季節は、塚原産の朝一手掘り筍のお漬物がいただけます。
ご飯のお伴、ダメだと思いながらもまとめ買いしてしまいました!
すぐ近くには、以前にもご紹介いたしました銘菓「涛々」の京華堂 利保さんがございます。
百貨店にもお取り扱いがございますが、この「涛々」はこちらのお店でしか購入できません。
「涛々」は、波の音を表す言葉。
この文字を揮毫した、茶道武者小路千家官休庵の利休堂に掲げられた扁額に因んだ銘で、茶釜の湯が煮える音を表現したものだという。
…だそうです。
いつも京都は魅力的です!
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芦屋の陶芸ギャラリースペース Abundante(アバンダンテ)
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沼田智也さんの器
新しくお取り扱いさせていただく作家さんのご紹介です。
~絵の器の楽しみ~
昨年末にお願いして、待ち遠しかった初作品が先日届きました。
茨城県で制作されている沼田智也さんの作品です。
沼田さんが主に作られているのは絵付けの器。
かねてから、Abundanteで絵付けの器をもっとご紹介したいと思って、新しい作家さんをいろいろ探していました。
沼田さんの器を初めて拝見したのは昨年夏でしたが、どこか古びた趣で風情のある絵にとても心魅かれました。
筆致がとても巧み… といっても技巧に走るというのではなく、もっとこなれて落ち着いた雰囲気。
染付の呉須の色も描かれる絵柄もふわっと柔らかくおぼろげです。
日本画を学ばれたという経歴で「古いものが好き」と言われる通り、侘びた静かなたたずまいの絵付けです。
力の入り過ぎないいい塩梅の絵付けは食卓にもすんなり馴染んでくれそう…。
無地のシンプルな器は、ベーシックで他の器と合わせやすく定番の器としてとても使いやすいのですが、無地の器ばかりが集まると家庭の食卓では少し単調に感じてしまうこともあります。
そこに絵のある器が加わると、食卓のアクセントになって季節感やストーリーが生まれてきます。
私自身も最近とみに絵付けの器が気になって、意識してよく使うようになってきています。
沼田さんの器は気張らず食卓に溶け込んでしっとりした風情、とても端正です。
毎日の食卓の常備菜や季節のちょっと気の利いた一品などがとても似合うように思います。
沼田さんから届いた器、少しずつご紹介していきますね。
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芦屋の陶芸ギャラリースペース Abundante(アバンダンテ)
陶芸・木工・漆器・硝子等の作品を展示しています
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お花見2015 洛南
京都伏見で、お花見。
昨年もここを選んできたのは、観光客がまず来ない隠れスポット!
少し今年は早かったようで、つぼみがまだまだ多く今週末ぐらいがベストのようです。
川面を渡る風も穏やかで、恒例の和久傳さんのお弁当をいただきながらのんびりしてまいりました。
毎年見かけるこの光景!
この草玉はいったいなんだろう?
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白灰化粧酒器 村上躍作品
白灰化粧酒器 ¥32,400-
【サイズ】 φ 95 (注ぎ口130) × H 140 (㎜) 容量:約400cc
注ぎ口の切れのよさは、ポットと同じで抜群です。
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